〜社寺建築☆美の追求〜 大岡實の設計手法
 大岡實建築研究所
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生い立ち
大岡實は明治33年(1900年)09月29日に現在の東京都新宿区三栄町で大岡顯三の長男として誕生する。(二人兄妹とのこと)
下記の略歴の通り、東京帝国大学工学部で建築の道へ進み、大学卒業後、文部省嘱託となり古社寺保存に携わる。大岡實は昭和41年10月大岡實先生定年退官記念事業会発刊「日本古建築の特質と私の半生」の中で「私が師事したのは、伊東忠太先生と関野貞先生です」と述べており、大学時代及び文部省嘱託時代を通して二人の恩師の感化を受けたことを表している。
大岡實の人となりについては次男の故大岡崇氏の奥様である大岡和子氏のインタビュー記録や生前に交流のあった方々のインタビュー記録を参照されたい。
(別途ファイル有り)

なお、ここでは大岡實の略歴を下記に示しておく。
大岡實 概略
明治33年09月29日 東京府深川区牡丹町1番地にて出生。
大正08年03月 東京府立第三中学校卒業
大正11年03月 第一高等学校理科甲類卒業
大正15年03月 東京帝国大学工学部建築学科卒業
昭和02年04月 文部省嘱託(古社寺保存計画調査事務担当)
昭和02年04月〜昭和14年06月 日本大学高等工学校建築学科講師
昭和04年04月〜昭和14年06月 日本大学専門部工科建築学科講師
昭和15年12月 文部技師任官(宗教局勤務)
昭和17年01月 工学博士、学位論文「興福寺伽藍配置の本邦伽藍制度史上における地位を論ず」
昭和21年04月〜昭和24年06月 日本大学専門部工科建築学科講師
昭和21年07月〜昭和24年03月 法隆寺国宝保存工事事務所長
昭和22年05月 国立博物館保存修理課長
昭和24年03月 文化財保存研究委員
昭和24年07月〜昭和27年05月 法隆寺金堂火災事件のため休職
昭和27年06月 文部教官、横浜国立大学工学部教授
昭和28年 神奈川県文化財専門委員
昭和29年12月 文化財保護専門審議会専門委員
昭和32年04月〜昭和32年12月 フランスにおける「史的記念物の建築家及び技術者国際会議」出席、フランス、イタリア、ギリシャ、インド出張
昭和34年04月〜昭和36年03月 横浜国立大学工学部長
昭和34年05月 平城京跡調査委員
昭和41年03月 定年退官
昭和41年04月 日本大学工学部建築学科教授
昭和45年02月 日本大学非常勤講師
昭和46年06月 文化財建造物保存技術協会理事
昭和57年03月 日本大学工学部建築学科教授退職
昭和57年07月 文化財保護審議会専門委員退任
昭和62年12月07日 逝去

「大岡實先生略歴」/大岡實先生定年退官記念事業会編より引用

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